秋葉原駅から徒歩6分の位置に建築される THE TOURIST HOTEL & Cafe AKIHABARA は、“ 最高のくつろぎ ”と“ 客室だけでは無い過ごし方 ” の提供を目指す、海外ツーリストをメインターゲットとしたホテルです。

ブランドプロデュースには、著名プロデューサーの柴田陽子氏が加わったフージャースさま初の新規開発プロジェクトです。

客室は日本の文化を感じる、ゆったりとくつろげる空間をテーマにつくられ、ホテルの顔となる1Fには、デザイン性の高い開放的な空間と居心地の良さを自慢としたカフェラウンジを併設。今回のJUPITAは、そのカフェラウンジの吹抜けにデザインルーバーのご相談を頂きました。

完成予想図（パース）には、四角い天井に対して平行ではない縦・横・斜めに走る細いルーバーがランダムにあり、他で見ることがない特殊なデザインで、製作難易度も非常に高いと感じるものでした。

高さ300もルーバー材と言われるカテゴリーでは最大級の大きさで、4方向が交差する接点の加工は、コンピューター制御のNCルーターで行い、細かい角度調整と組立はハンドメイドの技術で対応しました。

デザインを再現できても現場施工の仕組みを考えなければ造作は無意味になります。
同じものが一つとしてない複雑なパーツの組合せで施工も難しいため、取付け方法が課題になりました。
そこで原寸大のルーバー位置の印をしたパネルを天井に貼り、番号にそってパーツをジョイントすることで、施工の課題をクリアしました。

型材を使わないJUPITA製品は、デザインの自由度が高く、案件に合わせたサイズで製作される一点物がメインです。

今回のように他商材では難しいご希望をJUPITAで叶えること、お客様にJUPITAを利用していただく価値がそこにあると考えております。

型材を使わない製作方法なので、デザインの自由度が高い

複雑な形状でも現場施工に困らない方法、仕組みを提案できる

NCルーターの併用で、製作工数の削減と納期短縮が図れる

交差を確認するために図面を元に模型を製作し、立体化で懸念部分を洗い出します。

ベースの天井は、ビス固定がどこでもできるように下地はベニヤ板を採用します。
次にルーバー位置の印を施したパネルを施工します。
印に沿い、番号順にルーバーを取付けしますので、施工に迷いが生じません。
ルーバー取付けが完了後、ルーバー間のサイズに加工済みの天井パネル(グレー塗装)を圧着で貼り込みます。
ルーバーは木目調のクロスで、クロス職人もかなり難しい仕事になりましたが、丁寧に貼り込み完成です。

WAVE-Sは特許取得商品。軽鉄下地の在来施工となんら変わりのない、C38(野縁受け)にクリップ止めのみで簡単にルーバーが設置できます。石膏ボード製なので、表装も幅広い商材がお選びいただけます。

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